前回にも記したことだが、いざ西国スタンプラリーを始めて感じた事は、第一に名古屋や岐阜からはすべからく遠いってこと。更に、各札所はことごとく行くだけで修行になるようなとんでもない場所に存在するということ。そしてこれが一番重要なのが、結構金がかかるってことだ。
それもその筈。西国スタンプラリーの参加グループをよく見ると、関西系メジャー級のビッグネームが名を連ねているのがわかります。つまりそれぞれがバリバリの観光寺ということになっているんですね。すると当然のように拝観料が人数分必要になり、下手すりゃ駐車場代も必要になる。中に入ったら入ったで何かと別料金になっていたり、とても美味そうな危険な香りが辺りを漂っていたりと、限りなくカネがかかるようになっているのです。
ちなみにサイン&スタンプ代はどのお寺でもセットで一回300円と統一されていて明朗会計なのはわかりやすく計算も容易ですが、拝観料に駐車場代にサイン代を合計すると二人で2000円以上かかってしまう場合もあって閉口します。
このような観光寺は拝観料を取るだけあって敷地が広大。見どころとなる建物や風景が豊富で歩くべき場所も多く、十二分に元を取るまでは出るのが勿体無くて仕方がないのです。
その結果1日で回れる数が限られてしまい、なかなか次に進まないって事になってしまっているのです。このままではサイン帳満了までに相当の年月がかかるだろうと思われるます。
そのような理由もあって、もっと近場で何か同様のスタンプラリーが無いかと探した結果、名古屋は大須観音を起点とするスタンプラリーがあると判明し、さっそく地元大須観音へ出向いたところ「尾張33観音グループ」と「名古屋21大師グループ」の2冊のスタンプ帳を発見し手に入れることに成功しました。
今回入手したスタンプ帳2冊は両方共名古屋を中心とする地元グループなので手っ取り早くハシゴ出来るだろうと思っていたら、所在地が尾張地方でも北に南に知多半島と、案外広範囲に散在しているのです。おまけにいつも使う地図にも縮尺の関係で載っていなかったりと、札所を探し出すのに四苦八苦した結果、結構時間がかかってしまいました。1日でせいぜい5~6軒ハシゴするのが限界ですかね。
でもまぁ、おかげで例えば「笠寺観音」「甚目寺観音」「荒子観音」「八事興正寺」のような、名前は知ってるけれど一度も足を踏み入れた事が無い著名な観音寺とか、あるいは「寂光院」「間々観音」のような全く知らなかったけど行ってみると結構賑わっている寺院に行くことが出来て、これはこれでいいきっかけだなぁ、と思っているのです。
しかし、我々おバカ夫婦には根本的に致命的な欠陥を抱えているのであった。その話はまたいずれということで。

数多くあるスタンプラリーのスタートの地になっている名古屋大須観音。
この辺り一帯は生まれ育ったバリバリの地元なのだが、
観音様についてが、案外詳しいことを知らなかったりする。
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