2015年04月30日

六善光寺御開帳に行ってきた<岐阜・関・東海別院>編

 
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七年に一度の御開帳、またとないチャンス!


信州善光寺を頂点とする善光寺グループ。中でも主だった六ケ所の善光寺が七年に一度、同時御開帳が行われます。今回は平成27年4月5日〜5月31日の約二か月間。六ヶ所全部巡ろうと思うと、長いようでとっても短いのです。しかし幸いにも自宅がある地域には六善光寺のうち半分が存在し、一日で充分に巡れてしまいます。とりあえず今回、手近な善光寺を全て制覇する事にしました。






関善光寺(宗休寺)


関善光寺は中濃新四国の札所になってるなど、関の辺りでは重要な拠点になっている為今までに何度も訪れている場所です。今回はご本尊御開帳目的に行ったわけですが、いきなりいつもの駐車場に入れません。案内されたのはやや離れた特設駐車場。普段駐車場には入れ無かったことなど一度も無かったので驚いたのですが、境内に入ると理由がわかりました。お稚児の日に来てしまったのです。おかげで境内は大賑わい。イベントとしては終わった後で人が少なくなってきた時で丁度良かったです。そのまま他のものには目もくれず本堂に向かい、無事目的のご本尊に巡りあうことが出来たのでした。今回は特に御開帳ということで本堂前に立てられた回向柱が特徴。結ばれた紐はご本尊に繋がっています。



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来た時はお稚児でいっぱいだった境内も時間が経つに連れて空いてきました。



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せっかくですから大仏様を参拝します。



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大仏殿向かって左側には涅槃像があります。



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八角堂に入ってみます。
天井が幾何学的でいいですね。台座をよく見ると小さな仏像がいっぱい。



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こちらは弘法様です。
中濃八十八ヶ所はこちらをお参りします。



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修行行者様だそうです。



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順序が逆になりましたが、手水です。



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鐘を鳴らすのは自由です。境内入口辺りの石段を更に上がります。鐘の音って余韻が一番いいですね。



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普段あまり開いていない売店がしっかり営業しています。中は休憩所になってます。



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今回一番の収穫は実はこの鮎菓子。求肥が中に入っている何の変哲もない菓子ですが、作り置きではなく、焼いている実演販売の出来立てのホカホカを頂きました。皮の外がパリパリ、中はしっとり、求肥はまるでとろけるよう。出来立ての鮎菓子ってむっちゃくちゃ美味しかったです。



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関善光寺の一番のウリは「戒壇巡り」。内部は右に左に何度も曲がるため、暗闇に中で自分が何処に向かっているのか完全に分からなくなります。是非ご体験ください。







関善光寺の周辺は寺町になっていて、寺院が連続しています。隣りに抜ける近道はこの門。実は松尾芭蕉の弟子が住んでいたという庵があります。







善光寺東海別院(尾張善光寺)


次に向かったのが愛知県祖父江にある善光寺東海別院。尾張善光寺とも呼ばれています。こちらもまた尾張七福神巡り等で何度か参拝しています。快晴の空の中車を飛ばしていつもの境内の駐車場に入れようと思ったらガードマンに止められました。御開帳ということで車が多いので近くにある特設臨時無料駐車場を案内されました。ここもやはり本堂前にどーんと回向柱が立っています。思わずスリスリしてしまいました。







白い紐は建物内までずーっと繋がっています。







此処から先が内陣になります。ご本尊参拝、御印文頂戴、戒壇巡りの方は右側から履物を脱いで上がらせて頂きます。







御印文頂戴の際、手に入れて合掌する御札はそのまま頂けます。無くさないよう大切に財布に入れておきました。







観光バスの団体が来ない限り境内はさほど混んでいません。







善光寺安乗院(岐阜善光寺)


さて、いよいよ本日ラストの岐阜善光寺です。地元岐阜ですし、毎年伊奈波神社に初詣していますのでそれこそ何度参拝しているのか数えきれません。この岐阜善光寺ですが、伊奈波神社の参道から向かうと真正面に建っているのです。一体全体どちらが主役なんでしょうか。また、岐阜善光寺では他で見られるような戒壇巡りはありません。御朱印は本堂上がって左側へ。駐車場は普段ならそこらに適当に停めるのですが最近では駐車所がきっちり作られてありそちらに誘導されます。観光バスがやってこない限りそれほど混雑はありません。







岐阜善光寺は他より遥かにこじんまりとしています。その為賽銭箱からご本尊が近くに感じられる、筈なのですが御開帳なのに手前に緞帳がかかっているようでご本尊が見えません。







丁度たまたまですが、定時の法要の時間にタイミングが合いました。中に上がらせて頂き、法要をひと通り済ませるその間に緞帳が上がりました。講話が終わると一人ずつ内陣に上がらせて頂き、まさに手が届きそうな距離でご本尊を拝見出来ました。境内の回向柱から伸びている紐は間違いなくご本尊の手につながっていることも同時に確認できました。なかなか記帳な体験でした。







本堂手前隣りに新しく建てられた弘法堂。新しくと言うか、約60年ぶりに復帰したとか。建物の前には線香や縁起物の金平糖が売っていました。







まだ約一ヶ月の期間があります。残り三ヶ所のうち飯田は行けるとして、信州善光寺か甲斐善光寺のどちらかに行きたいなと思っています。取り敢えずはここまで。







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<信州善光寺の御開帳に行ってきた【2015】>
<甲斐善光寺【七年に一度の御開帳編】>
<元善光寺【七年に一度の御開帳編】>
<六善光寺御開帳に行ってきた【岐阜・関・東海別院編】>
<善光寺めぐり一覧>




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posted by サンタ at 23:33| Comment(0) | ゆる~く雑談だニャ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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