
以前ご当地を訪れたのは30年以上前の話
正確に言うと余部鉄橋へ行くのは今回二回目。最初は今から30年以上前にソロバイクツーリングで餘部鉄橋に訪れています。現在では新しく鉄橋ではなくコンクリート橋に建て替えられていますが、その当時は当然旧鉄橋の姿がそのままその場所にありました。旧鉄橋を渡りたいという希望はついに叶えられることはありませんでしたが、コンクリートの橋でもいいではありませんか。かつて下を通過して見上げていた餘部鉄橋の、今現在の姿を見て渡るという以前からの希望を叶えたい。しかし、岐阜から餘部はあまりにも遠いのです。殆ど鳥取の手前。そこで試しに乗換案内アプリで探ってみると、可能!。冬の18きっぷを駆使して片道乗車約8時間、現地滞在時間約30分という過酷な乗り鉄を実行することになったのでした。
【Mini DATA】
余部橋梁(旧餘部鉄橋 餘部駅)
所在地:〒669-6671 兵庫県美方郡香美町香住区余部字ナワテ1861番地2
電話:
早朝、わざわざ大垣駅まで車で送ってもらい、5時23分米原行きの始発に乗る。
この列車は名古屋発の始発列車が接続できないのでとても空いている。
定刻通りの6時27分、米原に到着。次に乗る北陸本線へホームへ向かう。
実は、通常はこのまま京都経由で福知山なのだが、調べると到着時刻が変わらない。
ならば今まで乗ったことが無い小浜線と舞鶴線経由で福知山に向かおうと思う。


敦賀に向かう途中で夜が明けてきた。
うっすらと明るい向こう側のシルエットは多分伊吹山。

7時36分、敦賀到着。
次の小浜線接続の間にすばやく駅前を探索。
確か松本零士系のオブジェがあるはず。
こんな時、改札出入り自由の18きっぷが重宝する。

銀河鉄道999のオブジェを発見。
この他オブジェクトもが歩道に沿って多数存在するが、
今回は深追いせずこれだけで。

素早く駅ホームに戻ると既に7時42分発の東舞鶴行きが待機していた。
車内はいい具合に空いている感じ。


敦賀から東舞鶴は海が見えそうで見えない。
海が見えるのは小浜から三松の間くらい、しかもチラ見程度。
敦賀から2時間近く乗りっぱなしで9時34分、東舞鶴着。
乗客が増えてきたので座席確保のため素早く次のホームに移動し、
9時46分発の福知山行きに乗車。


懐かしい形の電車なのはいいんだけど、垂直BOX座席ってのは久しぶり。


先程の小浜線もそうだったけど、ワンマンなんだよね。
下車する際は一番前まで行って精算し、下車するシステム。
ローカルは18きっぷばかりなので精算の経験がない。
実は興味津々だったりする。

福知山到着直前に車窓から見えた城。
あれは福知山城なのだろうか。

10時29分、福知山到着。
ここで次の山陰本線への乗り換えの間に40分あるのを利用してトイレを済ませ、
昼飯を調達し、残り時間でプチ散歩することに。

改札から出ると名物の駅弁を売ってたが高いので止め、
すぐ隣のセブンイレブンで握り飯と水を調達。
そういえばこんな変なものが売っていた。早い話、ミニ弁当だな。

駅構内を眺めても何も無さそうなので外に出てみる。
北口には何もなかったが、南口外にSLが展示してあった。



ここでのんびりしてる時間はないので手短に済ませてホームへ戻る。
駅ホームでは様々な見たことがない列車が停車している。
特に丹後鉄道だね、普段絶対見ることが出来ない。




11時12分、豊岡行き列車が福知山を発車。乗車時間は1時間20分。
この1時間乗車ってのは眠くなってきた頃に起こされる。
せめて2時間乗っていたい。

12時32分、豊岡着。
乗り換え時間は32分と中途半端なので駅ホームあたりを散策することに。


遠くに妙な車両を発見。
先端に変なものを取り付けていて、
もしかしてラッセル系の車両なのだろうか?。

13時02分、浜坂行き列車が豊岡を発車。
列車内、垂直座席は相変わらずだが、天井に扇風機を発見。
あの扇風機、欲しいっす。

これでいよいよ次は目的地、餘部。
到着までの間に遅めの昼食を済ませ、下車する用意万端。
窓の外はたまに絶景が見え隠れするようになった。


13時59分、餘部駅に到着。
次の折返し列車は14時34分なので正味35分しかない。
とりあえず急いで下車することから始めることに。


現在の餘部駅は旧鉄橋の一部を残して展望施設として残されている。


一部区間に残っている橋と線路は当時の本物だそうだ。



橋の上からの景色は絶景。

現在は観光客用にエレベータが設置されている。
下に降りて30数年ぶりに下から眺めてみることに。

あららー、下に降りただけじゃ写真が撮れない。。



これがかつての鉄橋だったんだろうね。

近くの海。 夏だったら足くらい入れたのに。

35分の自由時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。
乗りそこねるとシャレにならないのでキッチリ5分前にはホームに。
それにしても餘部で乗降する客が意外に多いこと。
帰りは行きと違って素直に山陰本線で京都へ向かいます。
ところで、帰りの車内は結構混んでるのです。
人数的に座れなくないけど、良い窓際を確保するのは至難。
きっちり座席を確保するため、京都到着まで殆ど写真がありません。
どーせ福知山に到着する頃には真っ暗になることだし。
ということで、先ずは餘部14時34分発豊岡行きの普通に乗車。
15時53分、豊岡着。
次は16時8分発福知山行き普通に乗車。
17時30分、福知山着。
福知山では行きと同じく30分程度時間があるのでその間に晩飯を確保。
次は18時02分発、園部行き普通に乗車。
既に空は真っ暗である。
ウトウトしてる間に19時13分、園部着

園部での乗り換えはタイトだった。
しかし、しっかり座席を確保して19時16分京都行き普通が発車。
次はいよいよ京都である。
京都まで帰ってくるとなんとなく帰ってきたような気分になる。
京都までの間に晩飯を食べて体力を温存に努めた。
19時59分、列車は終着京都駅に到着。


実はですね、京都駅で降りるのは40年以上前になります。
普段京都へは車ばかりだし、電車は京都スルーだし。
せっかくなので新しくなった京都駅を探索することに。
ただ、ガチの終電は21時31分の新快速米原行き。
これを逃すと本日中に帰宅できません。
制限時刻は約90分。京都駅見物のスタートです。






京都駅見物は予想以上でした。
予定通り、21時31分発の新快速に乗車し米原へ。
米原からJR東海に切り替わった大垣行き普通に乗車。
大垣では豊橋行きの新快速に乗車・・・といった具合で無事に帰宅。
ずーーーーっと座りっぱなしってのも案外疲れるかも。
でも面白かった。


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