いよいよ四国巡礼も大詰め
一国参りスタイルで一年おきに巡礼している四国八十八ヶ所もいよいよ第四シーズン、遂にラストの香川県までやって来ました。今回は2年前の続きとして第67番大興寺からスタート。ラストの第88番を参拝後はお礼参りとして第1番へ向かいます。用意した日程は従来より1日多い3泊4日。途中で金刀比羅宮へ立ち寄り、うどん屋をハシゴする余裕を持たせてあります。訪れるのは高速道路も観光地も混雑が予定される令和のGW。宿泊は全泊ゲストハウス利用とし、早々に予約を確定させて準備万端。心配していた天気も前日までの雨がすっかり上がり、全日程晴れをキープしました。果たしてどのような旅が待ち受けているでしょうか。
【Mini DATA】
香川県
所在地:香川県
電話:
今回も従来と同様、前日夜に出発します。
今迄吹田を通過する際に必ず渋滞に巻き込まれた為、
吹田を通過しない新名神を利用して岡山へと向かいます。
途中、宝塚北SAで一旦休憩としました。
宝塚北SAからも渋滞もなく順調に四国大橋に到着しました。
ここで空が明るくなるまで待つ作戦をとります。
少し仮眠して、丁度日が昇る頃に目が覚めました。
瀬戸大橋から目指す本日最初の札所、大興寺までは約1時間。
途中マクドナルドで朝食を済ませ、
ナビを頼りにして大興寺をはじめとして午前中は甲山寺まで。
進めるうちにすっかり忘れていた参拝の手順を思い出しました。
ここでお昼にします。
せっかく香川県に来たので、美味しいうどんを食べたいじゃないですか。
甲山寺近くで最初から狙っていたのは、
いりこだしが特徴の宮川製麺所。
入口前周辺に人がいっぱいでしたが、それほど待つこと無く
四国最初の美味しいうどんを頂きました。
さて、お昼を済ませて少し休憩した後は巡礼再開。
午後の最初は善通寺へ向かいます。
善通寺があまりにも広いし面白いので時間を使ってしまった為、
初日は道隆寺まで進んだところで時間いっぱいになりました。
初日の宿は翌日の金刀比羅宮参拝を睨んで、
琴平駅前のゲストハウス「Zouzu」を押さえてあります。
参道入り口まで徒歩約5分という最適な立地に加え、
朝食の手作りパンとコーヒーが無料という売り言葉が決め手に。
駐車場は宿の前に充分な広さがあるのですが至る道がやや迷いました。
建物の中は明るくて広く、案内された部屋はやや窮屈だったものの充分。
なかなか居心地いい宿でした。
翌朝は毎度おなじみの早朝散歩。
誰も居ない商店街や参道、駅前等をぶらりと散歩。
やや冷たい朝の空気が最高。
朝食後は車をそのまま宿に預けたまま金刀比羅宮参拝です。
長い石段は今回で3度目ですが、早くもギブ気味。
体力が無くなってきたのは歳のせいでしょうか。
金刀比羅宮参拝の途中ですが、
以前に入ってみたかったうどん屋に入ることに。
それほど並んでいない午前中が勝負だと見ました。
金刀比羅宮参拝後、
観光客があまり入り込まない路地裏にある
こんぴらうどん工場店へ行ってみると、
お値段もさることながら、感動的に美味しいのです。
今回四国を通して結果的にナンバーワンでした。
美味しいうどんに満足した後、
せっかくなので琴電に少しだけ乗ってみることにしました。
2駅だけ乗車ですぐ帰りの電車がある事は既にリサーチ済み。
駅に到着するとすぐ出発時刻になっていて、
大急ぎできっぷを購入して飛び乗ったのでした。
さて、朝からさんざん横道にそれましたが巡礼に戻ります。
2日目の最初は郷照寺から始まり、白峯寺で時間いっぱいになりました。
結局この日は午前中に脚を使い果たしたこともあり、
4ヶ所だけに留まりました。
2日目の宿は四国巡礼寺に近く、お風呂も近くにあって琴電沿いで駅が近く、
皆で食べるという晩飯があるという謳い文句で決めた「ゲストハウスそらうみ」。
ウリ文句にするだけあって美味しい晩飯と酒に満足しました。
宿に着いたものの汗をかいてるため風呂に入りに行く事に。
指定されたその温泉は以前入ったことがありました。
翌朝はすぐ近くの田村神社に出かけてみました。
【田村神社】 四国巡礼82番一宮寺の隣は七福神だらけ神社
3日目は早朝から巡礼開始です。
近くの一宮寺は納経所が開くのを待って御朱印を頂き、
第87番の長尾寺で時間いっぱいになりました。
屋島寺へ向かう途中ですが、
ゲストハウスそらうみでオーナーから教えて頂いた、
観光客が少なくて旨い地元オススメのお店に立ち寄ります。
うどんが安い上、揚げ物の種類が迷うほど豊富でした。
そして滞りなく次の札所へ。
次は屋島の戦いで有名な屋島にある屋島寺。
ここでそらうみのオーナーから教えていただいたお店その2。
元溜の蔵だった場所を改装したというその名も「溜」。
一度食べたら忘れられない程特色あるうどんでした。
そして再び次の札所へ。
長尾寺では当日の参拝時刻時間切れとなり、残すラスト八十八番は翌日に。
3日めの宿は今までと趣向を変えて和風のゲストハウス。
八栗寺の更に先にある庵治、農村の中にその宿があります。
外観はまるで民家、というか普通の家。
近くに温泉があるし、海も近いし、朝散歩が気持ちよさそうという理由で選択。
ところがそのゲストハウス、当日日本人は自分のみ。
その他の宿泊者は全て外国人でした。
この日の風呂は宿から徒歩5分の温泉を利用しました。
通常外湯としてあまり開放して無いみたいですが、
ゲストハウスのオーナーと何らかの話し合いがあって利用させてもらえます。
最終日になりました。
恒例の早朝散歩も済ませて早めに宿を出ます。
まず最初に立ち寄ったのは道の駅源平の里むれ。
朝食を食べていないので、何かモーニング的なモノがないかと期待したのですが、
何もありませんでした。
売店やレストランは固く閉まってるので広い芝生を散歩してたら、
琴電の旧車両が展示されていました。
お待たせしました。
ついに四国八十八ヶ所のラストを飾る第八十八番札所に到着しました。
いやぁ、ようやくここに来ることが出来たと言うか、
あっという間に終わったというか。
感無量です、
次はお礼参りの第一弾として、
第一番札所の霊山寺に向かいます。
霊山寺ではこれから四国八十八ヶ所を始める方でごった返し、
何だか新一年生を見るかのような気分でした。
さて、これで四国八十八ヶ所はひとまず終了としますが、
ここで新たに「四国別格二十霊場」の開始宣言をします。
別格とは早い話番外に相当し、八十八と二十を足すと百八になることから、
煩悩消滅の道とも呼ばれるそうです。
ということで今回は予告編として別格霊場第一番と二番だけ
体験していこうかと思います。
ここでうどんタイム。
今回は地元徳島在住の知人の協力で別格第一番と第二番を案内して頂き、
そして美味しいうどん屋さんを紹介してもらいました。
徳島のうどんは香川県のうどんと状況はほぼ同じなのだそうです。
ただこちらの「ふじい」は量が多い。
小の下にミニの存在が物語っています。
美味しいうどんで満腹満腹。
幸せな気分のうちに次の札所へ。
本日ラストの童学寺です。
ところがこの札所、行って驚いたのですが火災にあったんですね。
本堂が全焼ですが、幸いにも大師堂は無事だったようです。
これにて今回の予定は全て完了です。
すぐに帰宅の路についてもよいのですが、
スマホで渋滞を見てみると淡路島から先が既に真っ赤っ赤。
その瞬間、夜まで観光の方向に転換することにしました。
ここまで案内してくれた地元の方とはこれでお別れです。
ありがとうございました。
次回、早くて2年後の予定です。
またいずれお会いできる時がありますでしょうか。
ということで、一度見てみたかった鳴門海峡へ行くことに決定。
途中道を何度か間違えながらも無事駐車場に到着しました。
渦潮は見えたような見えないような、そんな感じで終了しました。
鳴門海峡大橋の下ってすっごい風があって寒かったのです。
そろそろ日が暮れて、何となく腹が減ってきました。
とは言えガッツリ食べる気もないし。
そんな時最適なのが食べる様を自分でコントロールできる回転寿司。
たまたま走っていた一番近くにあったのがはま寿司でした。
テキトーに時間つぶしも出来るし、こんな時に便利ですね。
結構のんびりしていたつもりなのですが、高速道路はまだ赤いし。
よーーーし。こうなったら次は風呂ですね。
確か前回も時間つぶしに「天然温泉きらら」へ行きました。
今回利用したのはあらたえの湯。
比較的新しく、しかも仮眠設備が整ってるみたいです。
時間の制約が全く無いのでマジにのんびりと風呂に入って、
仮眠用のリクライニングソファーでのんびり寝て、
何となく目が覚めたのが夜23時過ぎ。
渋滞情報を見るとわずかに赤い部分があるもののほぼ解消状態。
ということでいよいよ帰ります。無事に帰宅するまでが旅ですね。
徳島市内からいきなり高速に乗り、夕方見ていた鳴門大橋を一気に通過。
明石大橋を渡って本州に入ってからは吹田を通らない道を選び、
周囲何も見えない山の中を通っていつの間にかおなじみの名神に。
ここから先は京都を避け京滋バイパスへ。
途中眠くなったので一度だけ仮眠休憩し、岐阜の自宅に到着したのは朝7時でした。
今回の遠征は1日余裕をもたせただけあっていろんな事がありました。
一番の誤算はメインカメラが落下故障したこと。
腰の高さからフローリングに落としたら動かなくなりました。
これは用心でサブカメラを持っていたのでカメラ無しは回避できましたが、
修理代約16000円は痛い勉強代でした。
巡礼の話に戻します。
今回八十八ヶ所が終了しましたが、最後に高野山が残っています。
納経帳も、白衣も、高野山の御朱印場所が用意されているので、
何が何でも一度は行かざるを得ません。
幸い高野山は自宅から日帰りで行けなくもない距離なので、
日を改めて参拝しようかと思います。
では四国は終了?というと、
途中でも書きましたが「四国別格20霊場」を続けて巡ります。
今回2箇所を参拝したので残る18ヶ所ですが、四国をもう一周することになります。
これ迄一年おきのペースで実行しているので、次回は早くて2年後です。
食べそこねたうどんもいーーーっぱいあることだし、
待ってろー、四国!。
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香川
金刀比羅宮参道や繁華街から外れた店舗。醤油うどんが超絶品的にオススメ。セルフ店。
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